さぁ寄ってらっしゃい!見てらっしゃい!運をつかむ場所だにゃん
有名な浅草寺のご本尊は、聖観世音菩薩である。『世間の生きとし生けるものの音声を観じ、その苦しみを除かれ、また願いを聴いて安楽を与えてくださる仏さまである。』らしい。今回はこのありがたいご本尊がある浅草寺の境内に7つのドラゴンボールがあるという噂を信じて探しに行ってみた。
当サイトの福猫「きゃろ」の一言
探そうぜドラゴンボール!
ここのドラゴンボールに星印は無いにゃ!レーダーがなくても探せるにゃ!
噂になっているドラゴンボールとは、龍が握っている珠のこと。そもそも、龍が握っている珠とはなにものなのだろうか?調べてみるとその珠は如意宝珠という珠だそうで、仏教において霊験を表すとされる宝の珠のこと。その意味は『意のままに願いをかなえる宝』だという。まさにDRAGONBALL!いえいえDRAGONBALLのご本家様・様。
「福猫・きゃろ」の一言
『意のままに願いをかなえる宝』凄いボールにゃぁ!ちなみにボール見つけるとテンションあがるにゃ!どこまでも追いかけるにゃ!
客待ちの人力車や提灯の下で写真を撮る国内外の観光客で平日でも賑わっている、浅草・雷門。
この雷門の提灯の底に施されているドラゴンボールは有名。あっ、あのおじさんも!あっ、あのおばさんも!あっ、あのお姉さんも!♪タッチ!タッチ!底にタッチ♪(それアニメが違う)えっ、あそこの外国の方まで...世界的にもドラゴンボールの知名度が高い?それとも見よう見まね的なのだろうか?
とにかく、ドラゴンボール1つ目を見つけた。
雷門の大提灯、よく見ると『松下電器』の文字が。慶応元年(1865)の大火事で焼失した雷門を95年後に再建したのが松下電器産業(現パナソニック)社長・松下幸之助氏。患っていた関節痛がご本尊様への祈願により快復。そのお礼の気持ちを込めて氏個人が寄進し再建。氏の計らいで浅草のシンボルといわれる雷門の今がある。そしてドラゴンボールも。
仲見世も浅草寺の境内!きびだんごのきな粉に隠されてるかもしれないとガラス越しに張り付いて手元を覗いてみたり、お面に紛れて龍が珠を握っているのでは?と望遠構えてみたり。
しかしここで見つけられたものは「福猫きゃろ」と間違えるほどまん丸な面だけだった。
『宝蔵門』は、仁王像が安置されており、もともと『仁王門』と呼ばれていた。
2つ目のドラゴンボールは大提灯の底にいらっしゃった。ここの龍はなんとなく親しみやすいお顔で赤い宝珠を握りしめている。まるで両脇で睨みつけている仁王様の代わりに愛嬌をふりまいているかのようである。
江戸時代、仁王像は霊験あらたかな像として庶民の信仰を集めた。”噛んでまるめた紙を仁王像に投げつけ、その紙が仁王の身体にくっついたらその願いは成就する”といった俗信もあったという。
「福猫・きゃろ」の一言
にゃんだとぉぉっ!口からペッしたものを投げつけたにゃぁぁぁぁ~?!ニャンビリーバボゥ!『仁王様』あんな顔してるのに凄い寛大にゃぁ!
3つ目のドラゴンボールは予想外の場所に!っとご報告したいが、予想通り本堂の大提灯の底にいらっしゃった。ここの龍は3匹でうち1匹が小さく、親子なのだろうか?と勝手な想像。龍のお顔も雄と雌のようである。
ところで、この大提灯の文字『志ん橋』。江戸時代、浅草に訪れる多くの客へ『新橋』にも来てね!という宣伝のために奉納したのが始まりだという。
が、『志ん橋』が『新橋』と気づく人がいるのだろうか?そもそも、『志ん橋』という文字に疑問を感じていなかったが…。
本堂内に入ると、自分はとんちんかんな行いをしてしまうのではないか?と、作法的な事が気になる。一礼、お賽銭、合掌、一礼で参拝。浅草寺は参拝客が多いのでやや慌て気味に行ってしまう。
さて、ドラゴンボール探し再開。お守りなどの授与所を覗きつつ本堂内を探し回ったが、見つからない。あぁ、ここにはないんだと挫折し、その折れた心から天を仰ぎ見た。な、なんとこれこそお導きというものだろう。本堂内の重厚な空気と薄暗い天井の中でひときわ輝いているドラゴンボールを見つけた。
今までのドラゴンボールは、正直アタリがついていた。残り3つのドラゴンボールは浅草寺の広大な境内に散らばっているハズである。さて、ここからが大変だっ!気合を引き締め探索に臨むが、『ブルマのドラゴンレーダーがあればなぁ』と30分後にはつぶやいてた。ノミの忍耐力である、福猫キャロについてるノミじじぃかぁ?(またアニメ違うし!)。それから1時間ほど経過した時、銭塚弁財天で発見!古来より福徳財運のご利益で人々に篤く崇敬されていたという銭塚弁財天だけに喜びが増した。
5つのドラゴンボールが見つかり、残り2つのボールを探索するために境内を行ったり来たり…。薄暗くなり始めたし、寒くなってきた。本日はここまでにしようかと、あきらめて『浅草西参道商店街』から出ることにした。ネオンでキラキラし始めたロック座の前をぶらぶら歩いて伝法院通りから雷門に戻る事にした。
今一度、ご挨拶をしようと立ち寄った本堂はライトアップされ、その荘厳さに圧倒された。昼間の賑わいとは違いその本堂は人の思いを静かに受け入れてくれているようである。何か浄化?されたような清々しい気分で本堂を後にした。
残り2つのボールを諦めた帰り道、雷門の仲見世側で目についた天龍と金龍。おぉ、これ擬人化された龍ですよね?しかもその手にはシッカリと宝珠が!
天龍・金龍の二像は雷門の守護人として奉納された。両像は『金龍山』という当山の寺号に因み、龍神を天龍・金龍の男女二体に擬人化したものである。
天龍像は皮の腰鎧をつけ、右手に独鈷杵、左手に金珠を持った男神像である。
金龍像は裙をはき、胸飾をつけ左手に銀珠を持つ女神像である。
浅草寺 天龍・金龍説明書きより抜粋
諦めていたのに“ご利益”を感じた。ありがとうございました。拝んだぜDRAGONBALL!
「福猫・きゃろ」の一言
強引な解釈にゃけど、よく見つけたにゃ!
7つのドラゴンボールにゃ!いでよシェンロン、そしてキャロのパンティーおぉぉぉくれ・にゃ!(ウ~ロンぼでぃのキャロより)